「認定こども園ふたば」の活動の場である志路原は、江の川の源流地の一つです。保育園のそばを流れる大口川と松歳川は、志路原川と合流して日本海へと流れます。オオサンショウウオが住む清らかな川には、他の地域では見られなくなった絶滅危惧種の生きものたちが住んでいます。川と田んぼと山すその森が、「認定こども園ふたば」の遊びと学びの舞台です。
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安佐動物公園が、志路原の地でオオサンショウウオの調査を始めたのは1973年のことです。浄土寺の住職・朝枝思善さんが、寺の横の大口川に夏の終わりになるとオオサンショウウオが集まるのを不思議に思い、安佐動物公園に電話をかけたことがきっかけで、動物公園と浄土寺・「認定こども園ふたば」とのお付き合いが始まりました。 当初、まだ知り合いの少ない地で調査する安佐動物公園のメンバーにとって、いつでも出入りできる浄土寺は遠慮のない所で、ちょっと寄っては座敷に上がり、お茶やお菓子をいただいたり、相談ごとをしたりと、港のような存在でした。そのお付き合いの歴史は、初代小原二郎園長、鈴木信義飼育課長の時代から、桑原一司副園長と足利和英さんたちの時代、そして今、南心司副園長たちへと受け継がれ、地域の皆様とともに安佐動物公園のオオサンショウウオ調査を39年間支え続けてくれています。
前広島市安佐動物公園副園長 桑原一司
清流が子どもたちのまなびの場
水、石、土、木、草・・・ 自然が子どもたちを育む
園長の受勲を記念したモニュメント。 サンちゃんがデザインされています。
川を歩きながら宝探し。 サンちゃんに出会えることも。
川沿いの歩道にはウッドチップを使用。 裸足で歩いて気持ちよく、 スギの香りに癒されます。
地元が管理するオオサンショウウオの 人工巣穴。 世界でもここだけのたからもの。